- 2013年07月13日
- 日記
先日、ウチの近くのコンビニのウインドウに車が突っ込んでしまいました。
運転者はお年寄りで、駐車する時にブレーキとアクセルを踏み間違え、車止めを越えてガラスに突っ込んでしまったのです。
幸い怪我人はありませんでしたが、タイミングが悪ければ大変な事になったと思います。
こういう事故は日常のニュースでもしばしば流れますね。
ご自宅の親御さんが高齢で、車の運転をする事に心配されているご家族も多いのではないでしょうか?
私の父親も、どう考えても運転の能力が低くなってると思われるのに免許の更新が出来てしまい、運転を止めさせるのが大変でした。
当人にとってみると、運転が出来なくなるという事は、自分の身体が衰える事によって行動が著しく制限される事でもあり、非常にショックだったと思われます。
しかし、車の事故は周りを巻き込むわけですから重大です。やはり、高齢者の運転に関しては色々と考えないといけません。
免許更新の問題の話はここでは置いておきます。
高齢者はいろいろな「喪失」を体験し、それが孤独や悲観をもたらします。
定年退職で仕事が無くなった、配偶者と死別した、健康を喪失した、、若い人には想像しにくい色々な喪失感が歳とともにやってきます。
車の運転が出来なくなる事も、そのうちの大きな一つと考えられます。
もし、車の運転をやめさせなければならない事態となった時は、周りがそういう高齢者の思いを理解して、自尊心を傷つけず、思いやりを持った説得を試みる必要があると思います。
そうは言っても、家族だとどうしてもキツく言ってしまったり、喧嘩になってしまったり、かえってお年寄りが頑固に聞く耳を持たなくなってしまったり・・
親戚や、信頼できる友人など、家族から距離を置いた人に協力を仰ぐのも良いかもしれません。
歳とともに衰えて、今まで出来た事が出来なくなる事態は、誰にでも訪れます。
そんな自分の時を想像しながら、高齢者にもお話ができると良いですね。