- 2013年10月24日
- 日記
古いマンションで4階建て程度のマンションではエレベーターの無いケースがたくさんあります。
しかし、比較的新しい高層型マンションでもエレベーターが使えないパターンがあるのです。
高級タイプのマンションで、特定の住居が2階建て構造になっていたりするタイプ。
このタイプのマンションでは、エレベーターはあっても、停まる階と停まらない階があったりします。
今日のお客様のマンションがまさにそのタイプで、住んでいらっしゃる階にはエレベーターが停まらず(というか、乗り口すらない)、1階分だけ階段を下りないといけないのです。
健常者では問題ないのですが、車イスを利用している方には困った構造ですね。
そういう場合は、ヘルパーさんを増員して複数での介助、移乗を行うか、写真のような「おんぶ紐」を使っておんぶして階段を上り下りします。
この「おんぶ紐」は元々災害時のために作られたようで、介助する側が両腕を使えるために、手摺りや壁を使って自分の身体を支える事が出来ます。
そうすると、自分と同じくらいの体重の人でもおんぶして比較的楽に移動する事が可能です。
マンションでなくても、2階建ての住居で介助の必要な方が2階にいる場合は、やはり階段を下りるのが危険ですね。
今回の伊豆大島の土砂崩れ災害、現在の台風による避難のニュースを見ていると、介助の必要な方の移動がいかに大変か良く解ります。
いざという時の防災のためにも、この「おんぶ紐」をご用意されていると良いかも知れません。
ただし、リュウマチなどで身体に痛みがある方や、腰を痛められている方を無理におんぶすると非常に危険ですので、お気を付けになるようお願い致します。